ヌマガエルの家(仮)

ヌマガエルだと思われる赤ちゃん3匹。

連れ帰ったその足で、急いで彼らの家を用意することになった。

大きな虫かごも、水槽も、我が家には無い。

水を張った田んぼに居たわけで、水が多く必要である事は分かる。

しかし、だ。まずもって、このカエル達は誰なのか。それが分からない事には、家づくりも難題である。

とりあえず、連れ帰った際の小さな虫かごを、「仮の家」とすることにした。

溶岩石、バークチップ、川で拾った水苔、その辺で拾った小枝。

カエルが溺れない程度の水量にしてみた。

バークチップの上に乗り、アカハライモリの水槽を眺めている2匹。

もう1匹は小枝の上に乗っている。

リラックスしてもらえているかは分からないが、家っぽくはなっただろう。

ヌマガエル赤ちゃんの排泄

連れ帰ったヌマガエルの赤ちゃん3匹。

まだ住処を用意する前、カエルの尻に何かがぶら下がっているのが見えた。

カエルがウンチをする姿なんて見たことがなかったが、これはそうであろう。

じっとしたまま、黒い塊を出している。

遠くを見つめたまま、心なしかスッキリした表情に見えなくもない。

 

アカハライモリのレイアウト|あずきの引っ越し

2匹仲良く暮らすはずだった、アカハライモリのアジタとあずき。

あの環境での多頭飼育は難しいと判断し、あずきの家造りが急務となった。

小さな虫かごに避難中のあずき。どうしたって、これでは小さすぎる。

この狭い空間に短時間でも居なければならないあずきを想うと、そうおちおちはして居られない。

あずきがやってきた翌日、あずきの家となる水槽を探しに出かけた。

季節が夏だったのは幸いで、ダイソーに虫かごがいくつも売られていたのだから。

どうしてペットショップやアクアリウム専門店ではなくダイソーに向かったのかって、まあそれは大人の事情ってやつで、野暮な話は控えよう。

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幅26.7cm✕奥行18.7cm✕高さ16.2cm

豪邸とまではいかないが、まずまずなサイズである。

アジタの家にはアジアンタムを、あずきにも癒しとなる植物を用意した。

【プテリス エバージェミエンシス】

 

床材には白玉石を敷き、溶岩石、素焼きの土管を入れてみる。

気持ち程度の水草も、あずきが水面に顔を出す際の足掛かりとなる予定だ。

植物は、穴あきの鉢とハイドロボールを使う事で対応した。

土管を重ねてみたり、戻してみたりしながら落ち着いたのは、以下のとおり。

あずきが難なく登れ、かつリラックスしながら身体を乾かす事の出来る場所が必要だと感じた。

流木を置いたことで、水槽(虫かご)の大部分のスペースが削られたが、ひとまずこの日はこれで様子を見ることに。

連れ帰ったカエルはヌマガエルか?トノサマガエルか?ツチガエルか?

田んぼから連れ帰った3匹のカエルはいったい何ガエルなのか?という事に、しばらくのあいだ時間を掛けていた。

結論からいうと、ヌマガエルだろうという所に行き着いたわけだが、果たして正解なのかは分からない。

茶色をしたカエルには、ヌマガエル、ツチガエル、ウシガエル、トノサマガエル、アカガエル、カジカガエルダルマガエルなどが居るそうだ。

しかし厄介なことに、カエル初心者にはこの違いを判別するのが非常に難しい。カタカナの羅列が余計に混乱を招く。

1年経った今でこそ多少の違いは分かるようになってきたが、自分のテリトリーを離れた場では、その知識も役に立たないだろう。

当初候補として絞り込まれたのは、ヌマガエル、ツチガエル、トノサマガエルだった。

ヌマガエルとツチガエルは似てはいるものの、お腹の色合いが違うらしい。

  • ツチガエルはお腹に斑点があり
  • ヌマガエルは白い

3匹の赤ちゃんはお腹が白色であることから、ツチガエルでは無いという事にした。

次に、ヌマガエルかトノサマガエルか、という点で沼にハマった。

トノサマガエルという単語は子どもの頃に口にしていた記憶があるが、それは絵本や歌に登場したのか、実際に対面していたのか分からない。

検索したトノサマガエルの背中には、明るい色の線が入っていた。

我が家のカエル達はというと、3匹中、2匹の背中にオレンジ色の線が入っている。左は途切れ途切れ。右は口からお尻まで。

トノサマガエルなのかもしれないし、ヌマガエルなのかもしれない。

ネット上にあるヌマガエルとトノサマガエルの鳴き声を聞き比べてみたが、それでもなお分からなかった。

どちらともいえないもどかしさが数日続く。

カエル図鑑を購入して特定を急ぎたかったが、ネットの情報でも見分けがつかないのだから、と購入を見送った。

最終的にヌマガエルだろうと結論付けたのは、ヌマガエルの画像にも似たような線が入っている個体が居たこと。

それと、トノサマガエルのクッキリとした線や模様に比べ、我が家の3匹はボヤッとしている。

それは体色だけでなく、体型にも微妙な違いが見て取れた。

画像検索に出てくるトノサマガエルは、チョコザップにでも通っていそうな締まった身体つき(主に腹回り)だが、対して3匹はボテッとしている。

そういうわけで、連れ帰ったカエルはツチガエルでもトノサマガエルでもなく、ヌマガエルだということに今のところ落ち着いている。

 

 

ヌマガエル3匹を飼うことになった

時は遡り、2024年の夏。

私はその日、早朝からアカハライモリ探しに繰り出していた。

カワニナを捕まえた、湧き水のある川へ行ってみたが不発で、用水路を探したり、田んぼの畔を歩きながら、天然のアカハライモリを見つける事に夢中になっていた。

手に持っていた小さな虫かごは空のまま、陽が昇っていく。

あの小さな水族館で初めてアカハライモリを見るまで、私はアカハライモリを知らなかったのだから、私の生活圏にいるはずもないのだ。

植え付けの遅かった田んぼには、少しばかり伸びた稲の合間をスイスイと泳ぐカエルたちがいた。

足を取られながら、水面まで顔を近付ける。

そして空の虫かごには、カエルの赤ちゃん3匹が入ることになった。2024年7月21日のこと。

 

 

ボクはアカハライモリのあずき

一匹目同様、2匹目のアカハライモリの名前もその日のうちには決まらなかった。

身体の色が小豆みたいだから、という理由で『あずき』の名を思いついたのだが、小豆に近い色をしているのはアジタの方だ。

このアカハライモリは、どちらかというと黒豆。

でも、もうアジタの名前は決まっていたし、この新しいアカハライモリにあずきと呼ぶと、妙にしっくりくるものがある。よって、あずきと命名することにした。

 

ボクの名前は【あずき】

  • たぶんオス♂
  • 体色は黒よりの焦茶
  • 小顔で目が大きく、口角が上がっている
  • 特徴的な模様はナシ

左足の付け根にある模様が、足跡に見えなくもない。

人間の顔に卵型、丸型、逆三角型と骨格の種類があるように、アカハライモリも個体別に骨格の違いはあるように思う。

飼い主の贔屓目で言うならば、あずきは安室奈美恵のような黄金骨格だ。小顔で丸い頭。丸い目に持ち上がった口角。

あの高須院長が、安室奈美恵は「たぬき顔だから老けない」と解説した事があるそうだ。その理由があずきと同じである。

あずきはカエル顔だと思っていたが、たぬき顔なのか?

とにかく、あずきが何歳だかは知らないが、ベビーフェイスなので幼さのある愛らしい顔をしている。

 

アカハライモリ多頭飼育を断念し単頭飼育

2匹目のアカハライモリが我が家にやってきたのは、2024年の7月7日。

アジタだけでは寂しいだろうと、2匹目を連れてきた。七夕の日に2匹が再会するなんて、我ながらロマンチックで粋な演出をしたもんだ。(離れていたのはたったの2日だが)

アジタの時には水槽づくりから始めなければならなかったが、今回はわけが違う。連れてきてすぐに水槽に入れてあげられるのは、アカハライモリにとっても、こちらとしても負担が少ない。

水槽の中で2匹が優雅に泳いでいる姿を想像しながら、新しいアカハライモリを入れる。

いきなり水の中に入れるのもなんなので、水槽内を散策がてら、自分で水に入ってもらうことにした。

鉢の上にいるのが新しいアカハライモリで、水中にいるのがアジタ。

チラリと見えている尻尾に反応するアジタ。新しいアカハライモリは、おそらくアジタの存在に気付いていない。

新しい子が水中に入るやいなや、猛スピードで駆け寄るアジタ。

そして顔を近付け、噛み付いた。咄嗟の事だった。慌てて2匹を離したが、お互いに何がなんだか分からない状況だったことだろう。

逃げる新しい子に、勝ち誇ったようなポーズのアジタ。

しばらく様子を伺っていたが、またしばらくすると噛み付く姿が見られた。これでは優雅に2匹が泳ぐどころではない。

どうやら2匹は織姫と彦星ではなかったようだ。これにて、たったの数分で多頭飼育を断念。

慣れさせる時間が必要なのかもしれないが、どのみちキューブ水槽に2匹は狭い。

とりあえず虫かごに避難させ、単頭飼育となった2匹。今後の事をまた考えなければならなくなった。