アカハライモリの家づくり|水槽レイアウト

さて、アカハライモリの家をどうするか。

アカハライモリを飼うことになったのだが、まずは家づくりをしなければ。

購入した店では、中サイズの虫かごに5〜6匹が住んでいた。我が家のカワニナ水槽(虫かご)よりは大きかったが、あれではさすがに手狭すぎる。

あれが最適解ではなく、販売までの一時的な形態だろう。アクアリウムに詳しくない私でもそれくらいは分かる。

では、一般家庭で飼うアカハライモリの水槽レイアウトは、どんなものだろう。

例の小さな水族館で見たアカハライモリは、縦長の水槽を泳いでいた。それをイメージして購入してみた水槽がこちら。

【LEG LASS(レグラス)CUBE150H/B】という水槽らしい。

150✕150✕20の縦長水槽で、私の予算で買えそうなのがこれだった。フレームレスというのと、3年保証なのもポイント。

それから、隠れ家の土管と、アカハライモリのイラストが描いてある【ひかり ウーパールーパー】を餌に。

ボトルアクアリウムを作る際に購入した流木、カワニナ水槽にも使った白玉石や置き石、溶岩石も入れてみた。

水の量は、購入した時とそう変わらないものにしてみた。少し多いくらい。

ここからレイアウトはいくらかの変化をし、水槽も変わるのだが、とりあえず飼い初めのレイアウトはこんなかんじ。

幅が狭すぎて、アカハライモリにこのサイズはオススメはしないが、とても綺麗で良い水槽だと思う。

アカハライモリ飼育に揃えたもの】

  • 水槽 (レグラス CUBE 150H/B)
  • 底石 (ダイソー 白玉石)
  • 置き石(セリア)
  • 溶岩石(セリア)
  • 流木 (自然流木)
  • 土管 (ジェックス(GEX)癒し水景 素焼きの隠れ家)
  • 餌  (ひかり ウーパールーパー

アカハライモリを飼う

2024年7月5日から、我が家にはアカハライモリがいる。これは当時の写真。

[※ちなみに、我がブログは現実との時差がかなりある]

なぜアカハライモリを飼うに至ったか。それはつまり、出会ってしまったからだ。

簡潔に言うと、私はホームセンターのペットコーナーに居り、そこにアカハライモリが居た。

アカハライモリを目的に行ったわけではない。それにまず、アカハライモリを水族館以外で見たこともなかった。

以前、水の生き物を飼うキッカケとなった、カエルとカメの話を書いた。検索履歴を辿ると、カメについて調べたその時、続いてアカハライモリの事も検索している。

ー今から11年前の2014年ー 小さな水族館で初めて目にしたアカハライモリ

私はその愛くるしい生き物に魅了された。

いつまででも眺めていたい、アカハライモリを飼いたい。そう思いはしたが、まさか一般家庭で飼うことが出来るだなんて、露ほどにも思っていなかった。

[水族館や動物園にいる生き物は、珍しく貴重な生き物という認識]

おそらくカメについて調べたあの時、ふとアカハライモリを飼う事は出来ないかと気になったのだろう。

先の水族館で、小さいカメと、アカハライモリと、青いニホンアマガエルを特にじっくりと見ていたのだから。

カメが無理なら、アカハライモリは?アマガエルは?となったであろう事は想像に難しくない。

そして、アカハライモリは飼育できると知ったのではと思うが、身近にアカハライモリを販売している店は無い。だからなのか、それ以上追求した記憶はない。

この時、いつか飼いたいと思う気持ちは、実現しそうな一歩手前まで来ていた事になる。

そして冒頭の2024年7月5日、思いがけず出会ったアカハライモリ

岡本太郎氏の名言にこのようなものがあるそうだ。

僕は流れるって感じが好きなんだ。固定したものは全然つまらない。人生だってそうだろう?いつも流動的で、何が起こるかわからない。だから面白いんだ。

岡本太郎

何が起こるか分からない。そう、分からない。

10年の時を経て私の願いは叶った。こんな事があるものなんだな、人生は。

 

フィルターなし水槽にソイルは向かない?

アクアリウムの事もテラリウムの事も無知な私が、ボトルアクアリウムを製作した。それが2023年のこと。

[ソイル]という物を使えば良いと知り、購入したブラックソイル。

これは私にとって、大変扱いの難しい物だった。

天然の土を焼き固めているソイル。

固めているとはいっても、観葉植物に使うハイドロボールほどカチカチではなく、力が加わるとわりと簡単に潰れてしまう。

水換えの際、この潰れた粉を取り除くのが大変で、水量1/3〜1/2交換とはいかない。 

このソイルというやつは、園芸の赤玉土とよく似ている。私は赤玉土が嫌いだ。

基本の培養土として使い慣れない赤玉土を買ってはみたが、潰れて水捌けが悪くなるデメリットの方が目立ち、今では避けるようにしている。それと似たものをソイルには感じる。

ソイル単体で使えば、安易に潰れる事も、ソイル下に他の石が沈み込む事も無かったと思う。ただし、ソイルだけでは水槽内がとても暗い。

ソイルが向いているのは、底メインの生き物ではなく、水中メインの生き物。

そして、フィルターで粉塵を濾過できる環境なら、ソイルは合っているように感じた。

小型水槽、またはボトル内にバクテリアが繁殖し、水換え不要のサイクルが出来上がれば問題ないのかもしれないが、私にはソイル使用の難易度は高かった。

mitsutaro.hatenablog.com

 

カワニナの赤ちゃんたちが消えた

我が家のカワニナ水槽では、たくさんの赤ちゃんが誕生した。

飼い主である私が繁殖に取り組んだわけではなく、勝手にこうなっていた。

それはとても嬉しかったのだが、気づけは赤ちゃんたちは消えていた。

亡くなったカワニナを共食いするという事はあっても、動いている仲間を食べようとする様子は見たことがない。

だとすれば、床材の重みに潰れたか、水換え時に消えてしまったのだろう。

水換え時、カワニナ達は別容器に退避させる。ただ、赤ちゃん達を掴める手段がないので、浮遊物や沈殿物と一緒に流してしまった可能性が高いと考えている。

この頃はキャベツを餌にしていたので、水換えは全量交換していた。1/3〜1/2に留めておけばこんな事にならなかったのではないか。

ソイルの粉を除去するためにザルを使う時もあり、網の目をすり抜けてもいるだろう。

どうすれば赤ちゃん達を成長させる事が出来たのか、私の課題となった。

カワニナの飼育下での寿命

カワニナの寿命は、いったいどのくらいなのだろう。

寿命は1〜1.5年、2〜3年、6年など情報が散乱している。個体差や環境によってバラつきがあるものなので、そんなものだろう。

ただ、飼い主としては出来るだけ長く生きていてもらいたい。

2023年12月19日、我が家に7匹のカワニナがやってきたあの日から、1年2ヶ月と3日が経った。

それが、2025年現在も残っているのは1匹だけである。

まず、2024年5月6日に2匹のカワニナが旅立った。我が家にきてから4ヶ月半ほどのこと。

そこから時間を置いて次のカワニナが旅立ち、2024年8月15日にもこうして旅立ちを見送った。我が家にきてから8ヶ月近くのこと。

2025年現在も残っているのは、この子だけ。これは2025年1月27日のカワニナ

この水槽にカワニナ1匹だけの生活も、そろそろ長くなってきた。

体長からして、我が家に来た時にはまだ子どもだったのだろう。

↑上記写真はカワニナたちがやってきた日の集合写真。1番小さいカワニナが、今も残っている子に似ている。

殻の模様を照らし合わせてみた。

この子で間違いなさそうと踏んだ。

ということは、まだ幼体だから寿命が訪れていないという事になるのか。他のカワニナたちは寿命だったのか?それにしても、我が家に来てからの期間が身近すぎる。

ということで、この子がいつ産まれたかは分からないものの、カワニナの寿命一説の1年は超えた。

今で1年2ヶ月と3日。まだまだ元気で居てもらいたい。

水槽に川苔を入れてみる

カワニナが居た川では、轟々と音を立てるように苔が揺れている。

地表でいえば雑草扱いであろうこの苔は、水草として使えるのだろうか。

ヤマトヌマエビが居る間は、身体に絡まらないかが心配要素だった。黒エビさん亡き後、この苔をカワニナ水槽に入れてみる事にする。

キャベツの代わりに水草を食べてもらう生活にシフトしていたので、カワニナが食べてくれたらこれ幸い。

これが何なのかは分からないが、画像検索してみたところ川苔だろうと思っている。

似たものにウィローモスというのがあり、値段がついて販売されている。

ただし、両者は別物だと考えていたが、この記事を書くにあたりWikipediaの説明を見たところ、実際が分からなくなってきた。

雑草扱いの川苔が、価格のついたウィローモスと同じなんて事があろうか。まさか!と思っている。

汚れを落とし、解いていく。

自然ものだからか、苔だからか、だいぶ苔臭さがある。

カワニナ水槽に入れてみた。

その他水草ほどの人気ぶりではなかったが、時おり川苔を頬張っている姿を見かける。

水草についてきたスネールを飼うことにした

購入してきた水草・浮き草には、スネールが付いている事が多いらしい。

このとき購入した水草にも、こうしてスネールが棲息していた。

スネールは水草を食害したり、繁殖しすぎたりと問題視される様だが、じっくり見るとわりとかわいい。

駆除するという事に迷いが生じたので、スネールを飼うことにした。

食品用のトレイにアマゾンフロッグピットとスネールを入れる。

こうして日々観察しようと試みたが、スネールは簡単にトレイを乗り越えていってしまう。家の中をウロウロされても困るので、穴を開けた蓋を被せることにした。